むずむず脚症候群の患者のうち約3割が抑うつ状態である──滋賀医科大学の研究グループおよび学生が文献研究の結果を発表した。2039人のむずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群、RLSとも)患者を含む24件の研究をメタ解析したところ、抑うつ状態との合併率は30.39%だったという。
むずむず脚症候群の有病率は、日本人女性が4.9%、男性が3.0%と、有意な性差が見られる(鳥取大学脳神経内科の野村哲志氏らの調査による)。原因として、神経伝達物質のひとつであるドーパミン神経系の異常が考えられるが、詳しいことはわかっていない。ドーパミン異常はうつ病の原因となる可能性も指摘されている。
出典:レストレスレッグス症候群(むずむず脚症候群)患者の約3割が抑うつ状態を合併する― 世界初の系統的レビュー ―【記者説明会のお知らせ】│滋賀医科大学
https://www.shiga-med.ac.jp//sites/default/files/2024-07/20240731_pr.pdf
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