木材使用の相談室に好印象 うつ病患者へのCBTで検証

木の素材を使った心理療法室は、うつ病の治療にどのような影響を与えるか──住友林業、BrainEnergy、東京慈恵会医科大学の三者が共同で実験を行った。

うつ病患者を10名ずつ2グループに分け、片方の心理療法室を床や壁、机などの内装をスギ材で木質化。公認心理師が16週にわたってCBT(認知行動療法)を施すランダム化比較試験を行った。

結果は両グループともCBTの効果が認められたものの、効果の程度について両者に有意な差は見られなかった。室内の好ましさを測定したところ、「香りの好ましさ」にのみ有意な差が見られた。抑うつ・不安傾向が高い患者ほど、「香りがよい」と回答する割合が高かった。

三者の発表によると、「木の香りは好印象につながり、うつ病の治療を導入・継続して上での後押しとして有効であることが示唆され」たとのこと。

木質内装建材・木の香りが精神・心理療法に与える効果を検証 | BrainEnergy
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