第7回公認心理師国家試験の合格者発表 公認心理師の数は約7万3千人へ

第7回公認心理師国家試験の合格者が3月29日に発表された。2024年3月3日に実施された今回試験の合格者数は1,592人、合格率は76.2%だった。うち四年制大学および大学院で指定科目を履修した受験区分Aで受験した人の約9割が合格し、合格者数は1,223人と全体の76.8%を占めている。 最も合格率が低かったのは臨床心理士指定大学院の修了を受験資格とし、2017年9月以降に修了した区分D2の25.5%だ。公認心理師と臨床心理士におけるカリキュラムの違いが浮き彫りとなった。

都道府県別の合格者数では、東京都が230人と最多だった。

公認心理師試験の合格率は第1回で79.6%となった後、第2回から第5回まで40%から60%までを推移し、第6回で73.8%となった。第7回は公認心理師法の施行から満6年が経過し、受験者の大半が区分Aとなった初の試験だ。第6回は2017年9月以前に大学に入学した区分Eの受験者が8割を超え、第5回までは受験資格に学歴を要しない区分G(第6回以降はなくなった)が4割〜9割と多かった。

公認心理師の登録者数は2023年10月末日時点で7万1,732人。今回の合格者を加えると、約7万3千人となる。

合格者番号の一覧や合格基準、正答は日本心理研修センターのホームページで閲覧できる。受験者は結果通知を受験申し込み時に登録した「受験関連書類作成システム」で確認可能だ。合格者は合格証書と公認心理師登録申請書を同システムよりダウンロードできる。

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