令和6年診療報酬改定 公認心理師による心理支援加算の新設

診療報酬の改定内容が決定した。厚生労働省の諮問機関である中央社会保険医療協議会が2月14日に答申・発表した。

公認心理師は、新設された「心理支援加算」の算定職種となった(精神科医師の指示を受けて行う場合に限る)。対象となるのは「心的外傷に起因する症状を有する患者に対する心理支援」だ。PTSD(心的外傷後ストレス障害)治療のための心理療法などが想定される。加算点数は250点(2,500円)。初回算定日から2年間、月2回が限度となる。

今回の改定で公認心理師は他にも「児童思春期支援指導加算の新設」の算定職種として、保健師や精神保健福祉士などとともに名を連ねている。

診療報酬の改定は2年に1度行われている。公認心理師はすでに複数の心理検査や知能検査、小児特定疾患カウンセリング料、がん患者指導管理料などの算定職種とされている。認知行動療法は医師および看護師が行った場合に保険適用が可能となるが、公認心理師は対象外だ。

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