公認心理師指導者養成講習会の申込受付開始 8月20日まで

大学や大学院で公認心理師の実習を行う教員と現場の指導者を養成するための講習会が9月から12月にかけて行われる。8月1日、事務局である国立精神・神経医療研究センター(NCNP)が申込サイトを公開した。申込期限は8月20日で、応募者多数の場合は抽選となる。

受講の対象となるのは、原則として実務経験を5年以上持つ公認心理師有資格者だ。中堅どころの心理職や、実習指導の経験が多くない公認心理師を想定している。施設における実習指導の担当者と、大学・大学院における担当教員の2つの枠があり、参加希望者はどちらかを選ぶ。

公認心理師指導者養成講習会は2023年に始まり、今回が2回目の開催となる。NCNPのレポートによると、第1回は千人あまりの定員に対して3,405名の応募があった。実習指導者、担当教員とも7割以上が実習指導の経験者だったが、担当教員養成講習会受講者の28%が学部での実習指導経験がないなど、おおむね3割ほどの未経験者も含まれていた。受講後のアンケートでは、「業務に活かせる」と答えた参加者が96.5%を占めたという。

学部における心理演習や心理実習、大学院における心理実践実習などを担当する教員や指導者は法令上、公認心理師指導者養成講習会の受講が必要とされている(公認心理師法施行規則第3条第4項)。ただし現在は経過措置期間とされており、一定の指導経験や実務経験などの要件を満たせば、担当が可能になっている。具体的な経過措置期間は2024年7月時点で決まっていない。

参考:令和6年度 公認心理師 実習演習担当教員及び実習指導者養成講習会のご案内│国立精神・神経医療研究センター
https://www.ncnp.go.jp/hospital/patient/post_16.html

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