厚生労働省は25日、「令和5年労働安全衛生調査」を発表した。個人調査では強い不安やストレスを感じることがある労働者は82.7%と、1年前に行った前回調査の82.2%に比べて微増となった。ストレスの内容で最も多かったものは「仕事の失敗、責任の発生等」で39.7%で、「仕事の量」の39.4%をわずかに上回った。
令和3年調査では「仕事の量」が43.2%、「仕事の失敗・責任」が33.7%と9.5%の大差をつけていたが、前回調査で0.4%に縮まり、今回で逆転となった。
事業所調査では、メンタルヘルス不調で1カ月以上の休業または退職した労働者がいた事業所は13.5%と、前回調査の13.3%比微増。メンタルヘルス対策についてはストレスチェックを実施した事業所が1.9%増えたものの、集団分析や分析結果を活用した事業所はそれぞれ2〜3%減った。
出典:令和5年 労働安全衛生調査(実態調査) 結果の概要│厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/r05-46-50b.html
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