警察庁は7月16日、6月末時点の「令和6年中の月別自殺者数について」を暫定値として発表した。1月から6月までの自殺者数 合計は1万248人。前年の1万1243人と比べ、9.7%減となった。
通年の自殺者数は2003年に3万4427人でピークを迎え、2019年に2万169人まで減少したものの、以降は微増と微減を繰り返している。
近年とみに増えているのは小中高生だ。特に女性は2010年〜2017年は100人強で推移していたものの、2023年には254人を記録した。
例年、自殺の原因で最も多いのは健康問題で、おおむね全体の半数以上を占めている。このうち、うつ病や統合失調症、その他の精神疾患など心の健康を原因としたものは2014年〜2015年の例では全体の30%前後だ。
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